個人信用情報活用第4回 JICC情報の示唆性 その1

2.JICC情報の示唆性

示唆性という観点から、実際に、JICC情報からどんな信用が読み取れるのか具体的に紹介していきたい。


2-1.JICC情報は信用を語る

20170911  テレビ番組で、主人公の監察医が、死体を解剖して、さまざまな事実を明らかにするドラマがある。JICC情報も、丹念に読み取っていくと実に、さまざまな示唆に富んだ情報となる。JICC情報は、貸金業者が、何十年にも亘って積み上げてきた英知がふんだんに盛り込まれたものである。一面識もない申込者に、30分で融資をするという離れ業ができるのも全てこのJICC情報の成せる技である。改正貸金業法で、貸金業市場が変貌しなければ、永遠に金融機関に開放されることはなかったかも知れない情報だ。いまや、この情報は、金融機関でも照会が可能になった。金融機関として、この情報を活かさないと損である。


2-2.JICC情報は、新しい信用を測るものさし

 たとえば、勤務年数が短い人が全て、審査で問題になるのだろうか。キャリアアップのための転職もめずらしくない。非正規雇用の人はどうだろうか。非正規雇用比率は40%を超えている。独身者は、携帯電話だけを持って、自宅に固定電話がないケースも多い。適齢期を過ぎて独身だと社会的信用がないといったのは、ずいぶん前の話で、男性の生涯未婚率(50歳時点で一度も結婚したことがない割合)が20%を超えている。
 世の中の価値観が多様化すると、個人の信用を従来のものさしで測ることが難しくなる。時代に合った新しい信用を測るものさしを手に入れないと、対象とするマーケットはどんどん小さくなる。
そこで、JICC情報が役に立つ。JICC情報は、長期に亘って顧客単位に、ローンの返済実績が蓄積された情報である。
 表面的な属性よりも、実際の返済実績情報の方がはるかに信頼できる情報となる。
 勤務年数が短いといった顧客属性は、一般的な判断に頼ると融資対象になりにくいが、JICC情報の返済実績を把握することで、断りにしなくても済む。JICC情報を有効に活用することで、個人ローンの顧客層の拡大に繋げることができる。


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