個人信用情報活用第6回 JICC情報の示唆性 その3

2-3-3.支払いに困窮していないか

入金した直後に借入をしているが??
 JICC情報の本人情報では、契約ごとの顧客の入出金の取引情報もわかる。注意深く見ると、顧客の懐具合が推測できることがある。このケースでは、包括契約(カードローン等)を締結している顧客が、平成25年3月13日に入金をし、その直後、同日に15,000円を出金したと思われる。かつ、出金後の残高が、299,432円で、契約極度額と思われる金額、ぎりぎりまで利用していると思われる。このように、入金してすぐに出金しているような場合や残高の万円の桁が「9」に近い場合は、利用分を他社の返済に回すなど、自転車操業的な返済状況になっていることもある。


【図表5:支払いに困窮】
20170913

2-3-4.他社での返済状況に問題はないか

現時点で入金遅れが発生しているが??
 JICC情報では、照会日当日時点で、該当する契約に入金遅れが発生しているかわかる。ただし、これは、ファイルDに日々報告が義務付けられている貸金業登録業者の情報に限る。  個別契約毎に、入金予定日情報があるが、この日付が、照会した日付より過去日の場合、現時点で遅れが発生しているとみなすことができる。ただし、入金情報欄の入金履歴を確認した結果、過去にまったく遅れがない顧客の場合、支払い方法が、銀行口座振替のため、現時点では、入金結果が判明せず、見かけ上、少しの日数の延滞となっている場合があるので、注意が必要だ。


【図表6:他社での返済状況】
201709132

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